もう何年も前に初めて観て、それから何回か観たいと思うことがある作品です。
とくにあらすじではなく、私の感想です。
芸能人や女性雑誌でも結構お勧めする人も多くて、評価も高い映画です。
話の始まりは、主人公ティムは自分に自信のないさえない男ですが、21歳の誕生日に父親から
我が一族の男は代々タイムトラベルが出来ることを告げられる。
ティムはその能力を使い、恋人を作ろうと行動し始める。
そして出会ったメアリーと付き合う事になるのだけれど、このメアリーを付き合うまでのティムの頑張りが必死で可愛くて、これをメアリーが知ったら嬉しいだろうな。と笑顔になります。
もう主人公のドーナル・グリーソンがイケてない男の演技が絶妙に上手くて、
なのに、映画を通してどんどん魅力的でこんな人素敵だなとついつい思ってしまって♡
そして、この映画に出てくるふたりの結婚式のシーンで何組のカップルが
「こんな結婚式をあげよう!!」となったことか!
この結婚式のシーンの良いところが、当日、嵐になってしまってドレスも写真撮影もハチャメチャなのに、もう一度タイムトラベルで戻らなくても良いと思える満足な結婚式だったというくだり。
好きな人との結婚を好きな人達を呼んで祝ってもらって過ごせた時間が楽しかったことが満足な1日なんて、天気関係なしにみんな羨ましいし、むしろ嵐さえも思い出に残るから良し。なんて素敵な選択なんだ!と思いました。
それから子供が出来たり、家族が事故にあったり、夫婦で意見が合わなかったり、人生の中でみんなに起きるようなひとつひとつをティムを通して一緒にその時間のことを考えて。
嫌なことだけれどタイムトラベルでも、どうしようもなかったことに関して
ここでティムも変えることの出来ない結末をちゃんと受け止めて、その嫌な時間を通してまた良いことがきて。
そして、ティムのお父さんもとても素敵な方で、お父さんの教えで
仕事の日である普通の日をもう一度やり直す。をやってみたシーンで、1回目は自分のつまらない日をつまらい日にするように過ごしていたが、2回目は目線を変えて、相手に目を向けて過ごしてみる。
それだけで、自分のつまらない日から気持ちの軽い1日になった。このシーンを見て、嫌な1日にしているのは自分が原因でもあるのだと思った。
仕事で苦しいことが解消出来なくなった時は、このシーンを思い出したりします(笑)
タイムトラベルできる能力を持っているにも関わらず、時間の大切さを教えてくれる不思議な映画だなと思いました。
ありがとうございました。